五代目 清風与平 磁彩群仙図

五代目 清風与平 磁彩群仙図
京焼の歴史にその名を遺す名工 五代目 清風与平 磁彩群仙図の商品ページをアップしました。



 

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突然ですが、やまなか雅陶は単に器を売るため、儲けるために京焼・清水焼を商いとしてしているわけではありません。

京都の文化、日本の文化を下支えしてきた京焼・清水焼の魅力・目に見えない職人の仕事を世界中の人々に認知していただくため、その普及に日々努めております。




おそらくやまなか雅陶と同じように京焼・清水焼の専門店で名工と呼ばれる陶工の作品を大事に保持している店はいまだ多くあると思います。
そのほとんどが販売目的のみでは保持していないでしょう。もちろん投機の対象として保持されているわけでもありません。古い京焼は伊万里焼などのように大きな市場がないからです。



ただ、大きな市場がないからこそ一つの危機感を感じたので今回やまなか雅陶の所持する花瓶のアップに踏み切りました。

つまりその価値をしまい込んだまま広く周知しなければその価値を理解できる方々が時代が進むとともにどんどん少なくなるからです。



特にネット社会は世界中の情報が手に入るといわれていますが、その反面、その時に自分の興味のある情報で固められていきとても狭い情報源の中で生きていくことになります。



戦後73年が過ぎ京焼の世界でも戦中、戦後運命に翻弄されながらも一級の技術を競ってきた名もなき名工たちが次々世を去っていかれます。
そして何より品物を触ってその器の仕事の善し悪しがわかる、またその魅力を滔々と語れる陶器屋も世代交代によって少なくなってきているのです。



そのような状況の中で名工の作品が日の目を見ずましてやネットを調べても情報がなく、さらに世代交代が進むのは危機です。
せめてアップしておけばいつかは興味のない人の目にも留まることがあるかもしれません。

そんなことを思い今回この作品をアップすることにより京焼・清水焼の文化を少しでも多くの方に伝えご高覧いただきたいと思いました。

お問い合わせ等ございましたら遠慮なくご連絡くださいませ。