【陶工紹介】
井筒 敏彦(いづつ としひこ)
月夜見窯 井筒 敏彦
1963年 京都市に生まれる
1981年 京都市立銅駝美術工芸高校陶芸科卒業
卒業作品『櫛目紋皿』京都市教育委員会教育長賞受賞
1982年 京都府立陶工職業訓練校成形科卒業
京都府亀岡市にて作陶修行
1992年 京都府亀岡市にて月夜見窯 開窯
1999年 京都市右京区太秦に窯を移す
各地で個展を開催
京都高島屋 特選工芸ギャラリー
水戸京成百貨店 美術画廊
仙台藤崎百貨店 美術ギャラリー
昔、京都の天目作家が美術評論家との対談でこう言い放った「私は自分を生涯一職人だと思っております」と。
天目釉の作品造りの世界は、その煌びやかな表現とは裏腹に、地道で高難度の焼成技術の連続である。
創作の壁にぶつかったとき、確かなろくろ成形技術と、長年培った焼成技術がその突破口となる。
井筒敏彦もそうして次々に作品造りに取り掛かる。
少なくとも作品を手に取る我々からは、彼の作品造りに迷いがあるようには感じられない。
井筒敏彦の作り出す作品の、ワクワクするような躍動感ある形状、釉調は
彼の長い長い職人人生に裏支えされている。
近くに寄り、いくつか手に取られると、その器の表情は無限に広がる変化を見せているのが見てとれるだろう。
そしてその造形は洒落ていて、確かなロクロの技術があるのだということがわかる。
【天目製作工程】
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